犬枕

 

Ｉｋａｓａｍａ宗教　安倍せーき様所有　ギブソンＳＧ、です。


9月28日、Ｂar TRASHアコースティックライヴがありました。
それにご出演なさったＩｋａｓａｍａ宗教の安倍せーき様のギターにドローイングさせていただいたのです。


いや、もう、なんつーか。
少し前にこのお話はいただいておりまして、正直ノリというか冗談だろうくらいに最初は思っていたのですが、実現してしまいました。


終演後、トラッシュの丸テーブルをひとつお借りしてその場で描いたのですが、人前で絵を描くのはもちろん、ギターに絵を描くなど初めてのことでした。


蚤ハートのわたくしはもちろん事前に描くモチーフ等準備はしていったのですが、その5割、いや8割は通用しませんでした。クドクド書くと言い訳くさくなるので書きませんが。



と、いうより。
安倍さんのライヴ。相変わらずの盛り上がりで、安倍さんのエンターテイメント性、表現力の凄まじさ、歌の持つ力が余すところなく披露されたすばらしいステージでございました。異空間形成されてました。


最初はそれを純粋に楽しんでおりましたわたくしですが、だんだんとですね、はっきり言って、怖気づいてきておりました。


あ　の　ギ　タ　ー　に　描　く　の　？


安倍さんの表現に欠かせない、あのギターに？
みんなその表現を受けて、泣いたり笑ったりしてる、あのギターに？
わ　た　し　が　絵　を　描　く　の　？(←事の重大さに気付いた瞬間)


ライヴ終わった瞬間ＴＲＡＳＨを飛び出し、寒空の下、煙草吸いながらウロウロしてました。リアル「逃げちゃ駄目だ」。



もし、ロクでもないものになったら？ギター台無し？
指名してくれた安倍さんの立場は？
それより安倍さん自身が後悔するようなことになったら？



でも、ふと。ほんとにふと思ったんですけど、それは違くね？と。
絵を描くとなった以上、それは私とその絵との関係がまず最初じゃね？と。


もちろん、できたあの絵は安倍さんのギターありきの絵です。
安倍さんのギター(そして安倍さん自身が)あってこその絵です。それは大前提。
でも、描くのは私。その評価やなんやかやは、私自身が受け止めるもの。受けて立たなければならないもの。
大袈裟ですか？どうも大袈裟な人間なんです。すいません。


で、上のようなものが出来たわけです。
(あとから、これ、どのくらいの時間で描いたの？と人に聞かれたんですが、分からないです。誰か分かる方いたら教えてください。だいたいでいいっす)。


描いてみての感想は、とにかく、描けて良かった、です。

 

喜んでもらえたし↓

 

このあと、安倍さんがこのギターを弾いてもう1曲演ってくださったのです。
涙腺緩んだ。


一応ですね、この絵にはテーマというか、この娘が誰なのかまできっちりあるんですが、それは安倍さんだけにお伝えしました。こっしょり。
それ以外では、絵とかいうよりもギターの装飾的なものにしようというのはありましたです。スタンドに立てた時も、弾くために肩からかけた時も成立するような感じで。成功かどうかは、わからんです。



安倍せーき様、ありがとうございました。すごく貴重な体験をさせていただきました。
トラッシュのマスター岳さんにもお世話になりました。打ち上げという場でテーブルひとつ占領したにも関わらず、ご協力いただきましてありがとうございました。


それから、あの日あの場にいた全ての皆様にも感謝です。あの空間でなければ描けませんでした。
それだけでももう十分ですのに、描き終えたあと拍手まで頂いてしまって、私は三国一の果報者でございます。
大袈裟ですか？いやほんとに大袈裟な人間なんです。生まれてすいません。


あとなんかもっと感じたこと、思ったことあったんですが、まとまらないんで、またちょこちょこ書く機会あったら書きたいと思います。



最後にもう一回、


ありがとうございましたああああ!!!!!